ベッドに寝てパソコンを楽しむ。
2016-09-03


昨年のブログ「指は動かなくても、パソコンは動かせる。」で書いたように、私にとってパソコンは必需品である。しかし、私の場合次の二つのケースでパソコンを使えないことがある。一つは、低血圧で上体を起こしおくことができない時。特に今年の夏は血圧が60〜40位の時もあり調子が悪かった。もう一つは、褥瘡(床ずれ)が出来た時。同じ姿勢を長時間続けると仙骨付近にてきめん出来てしまう。いったん出来てしまうと治るのに数か月かかる。いずれも脊髄損傷者がいつも悩まされる症状であり、その時はベッドに寝ているしかない。その時間は長い。

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ベッドに寝たままでパソコンを動かすことができないか? せき損センターの医用工学研究部のKさんに相談した。Kさんは私の自宅まで来られ、ベッドの大きさなども考慮して上の写真のように設計してくださった。写真で大体のイメージは分かると思う。新しく、パソコン、アーム、トラックボールの三つをネットで買ったが、17万円程度で済んだ。注意する点を次に挙げておく。

@ パソコンは本体とモニター(ディスプレイ、画面)がセパレートになっていること。アームとの相性(止めねじの位置、大きさ、重量の制限)があるので、アームを選んでからモニターを選ぶほうが無難と思う。ノートパソコンは不適。

〓 アームはモニターを支え上下左右前後に移動させ角度を自由に変えるものなので、仕様をネットでよく調べて選ぶほうがよい。私はサンワサプライ(株)の水平多関節液晶モニタアーム(H400 1面)をネットで15500円で買った。使い勝手には満足している。

B 今まで使っていたトラックボールのボールの動きがよくなかったので買いかえた。ダイヤテック(株)が販売している商品名CST2545SAというトラックボールで、ネットで13500円で買った。以前のトラックボールの価格が60000円、使い勝手もよくなった。

C アームは移動式のオーバーベッドテーブルに装着している。

上の写真はネットで囲碁を対戦している時のもの。左手でトラックボール(カーソル)を動かして打つ場所を決め、右手でボタンを押している(クリックしている)。相手が外国人の場合も多い。そのほか本を読んだり、NHKオンデマンドを見たり、DVDで映画を見たりと、ベッドに寝ていても楽しく有意義な時間を過ごせるようになった。

「寝たままパソコン」お勧めです。





[脊髄損傷]

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